【藁の大蛇】鳥居の先は別世界。奥澤神社のお祭りと雨乞いの歴史
こんにちわ!こんばんわ!
やどりぎ神社。です
当ブログは神社や御朱印の紹介。
神様にまつわる話や古代の話、神社の地域や都市伝説、陰謀論、占いの話などをつらつらと紹介していこうと思います!
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本日の担当は...
久しぶりに風邪っぴき・・・
けど、2日寝たらすっかり元気になったよ
『えむまる。』です
急に寒くなってきたからね...
みんなも暖かくして
風邪ひかないようにしてね(*'ω'*)
それでは今日も
よろしくお願いしまーす
今日は世田谷にある神社のご紹介
えむまる。にはお師匠さんがいて
年に数回、秘術を習いに向かうのが
世田谷なんです
お師匠さんの所に行くのに少し時間があったから
ふらっと立ち寄ってみたら
あら大変
めちゃくちゃいい神社!!!
となったので
いつかご紹介したかった神社がこちら
【奥澤神社】
●住所
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5丁目22−1
駐車場無し
(近くにコインパーキング有)
【御祭神】
倉稲魂之命 うかのみたまのみこと
社名には無くても、神社マニアの方なら
御祭神を見てピーンと来ちゃうかもですが
奥澤神社も元々は
室町時代に奥沢城を築くにあたり
世田谷郷東部の守護神として八幡神を勧請したものと伝えられていて
当初は『八幡神社』だったんです
明治時代の「合祀令」によって
一村一社にしなくてはいけなくなり・・・
近隣にあった子安稲荷神社を合祀して
【奥澤神社】
という名前に変わったそうです。
明治時代の合祀、本当に何なんだ!!!
と毎回思います・・・
この奥澤神社、まず境内に入ってびっくり・・・
え?
ここ東京???
あれ、さっきまでの
「世田谷」どこいった?
ってなりました
大袈裟じゃなく、本当に!w
鳥居をくぐって少し歩くと
一気に静かで、流れてる空気も一瞬で変わる
スピリチュアルな話で無くですね・・・
一歩踏み入れたら、突然
ちゃんと『森』なんです
すみません、えむまる。の語彙力ではこれ以上伝えられませんが・・・
とにかく『森』なんです!!!
鳥居は道路に面した場所にあるにも関わらず
境内まで歩くと街の喧騒もせず
一瞬で別世界です。
カメラと光の反射なのかもだけど
綺麗な虹が写ってた
写真で見ても分かるくらい
木々がみずみずしくてめっちゃいいところ
そしてこの神社では
「奥澤神社の大蛇お練り神事」
という祭事があって
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江戸時代の中頃、奥沢の地に疫病が蔓延した。
ある夜,名主の夢枕に八幡神が現われた。
八幡神は「藁で作った大蛇を村人が担いで村内を巡行させよ」と名主に告げた。
名主は早速夢告に従って新藁で大きな蛇を作り村内を巡行させたところ、
疫病は程なくして治まった。
藁の大蛇は厄除けの守護神として崇められ
年に1度村内を巡行する祭が始められた。
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という伝承のあるお祭りなんです
東京都の無形民俗文化財にもなってるよ
疫病が治まるとか
今のご時世にこそやってほしいよ!!
だけど・・・
やはり今年は中止だそうです
神職さんにお話を伺うことができたのですが
お祭りが延期になり
とても残念そうでした・・・
藁の蛇の作成は
氏子さん達によって全て手作業で行われ
頭部約80cm・胴体部の長さ約10m・
直径約25cm・総重量約150kg
に及ぶ大蛇を作り上げるんだそうです。
これを作ることもまた、氏子さん達はとても楽しみにしていたそうで・・・
来年こそは出来るといいなぁ
このお祭りの伝統が守られている理由の一つに
地元商店街の有志の方たちが
小型の大蛇も制作しているという所にあるんです
なんの関係が??
と思いますがこの取り組み
小型大蛇の制作を手掛けることによって
藁製の大蛇づくりの技術が若い氏子たちに引き継がれていく
ということに繋がっていくんです
伝統は次の世代の人たちが受け継いでくれないと
残していくことが出来ないもんね
作った藁の蛇を、社殿に運ぶ氏子さん達
めっちゃ大きいね
古い大蛇は、来年まで鳥居に巻きつけて参拝者の厄除けと開運を祈念するんだそう。
実はこのお祭り
18年間もお休みしていた時期があるのですが
その理由がなんと
木の鳥居から石の鳥居に立て替えたことで
石の鳥居では
大蛇の腹が冷えてしまうだろう・・・と
へびのお腹の冷えを懸念したから
ええええ...
蛇さんへの優しさ...w
でもやっぱり伝統は残さなくては!となって
再開されたんだって
そしてそして
この奥澤神社がある地域では
大正時代中期頃まで
雨乞いを行っていた!
という歴史があるんです
夏に日照りが続いたときには
村民から足の速い者を選び
神奈川県の大山阿夫利神社まで水をもらいに赴いていたんです
足が速い人を選ぶってことは
世田谷から神奈川県の伊勢原市まで
ダッシュってことだよね
神奈川県まで行って竹筒に水をいれてもらい
数名でバトンの様に途中地点で受け渡しながら
村に戻るのですが
なんと
大山阿夫利神社から
入れてもらった水が入っている竹筒を運ぶ道中
途中はもちろん、受け渡しの際にも立ち止まることは許されない。
という掟があったそうです。
なぜなら
立ち止まるようなことがあると
その場で雨が降ってしまう
と信じられていたんだとか
過酷・・・。
1度目の雨乞いを行っても雨が降らなかったときは
別の地域の人々に交替して再度雨乞いが執り行われたそうです。
そして念願の雨が降った時には!!
「オシメリ正月」
と称して1日農作業をお休みにしたそうです
なんか、昔の人の生き方って
不便そうだなって思う反面
どこかとても羨ましくも思えてしまう・・・
水道をひねれば水が出て
1週間先の天気も大体なら分かる。
便利だなーと思うけど
雨が降って嬉しいと思ったことが無い自分に
少し はっとしました
今がとても便利な物で満ち足りすぎているからなんだろうなぁ・・・。
それでも何かしら不便だなとか
もっともっと便利になればいいのにと思ってしまうこともあるけど、それと引き換えに
大切な何かが失われてる
気がするよ
もっと自然に感謝したり
今あるものに感謝したり
そんな気持ちが大切だなと思いました
そんな大切な事に気づかせてくれた
奥澤神社の御朱印はこちらー
最後は...にゃんこ^._.^
黒猫ちゃんに会えても会えなくても
この神社にお参りした後は
素敵な空気で、すっきり爽快な気分になれるので
ぜひぜひお参りしてみてね
奥沢駅の方が近いみたいだけど
自由が丘の駅から
てくてく商店街を見ながら歩くのもおすすめ
この前行った時は
天使のわらび餅屋さんがopenしてたよ
ふわっふわで美味しかった
飲むわらび餅も、めちゃくちゃ美味しかった!
都会にあるとは思えない
『奥澤神社』のご紹介でした
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チェックしてたら...
何かいい事あるかもねふふふ
それでは、担当 えむまる。でしたー
まったねー( *´•ω•`*)/♡*。
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